古い写真をデジタル化!スキャン方法についてあれこれ検討

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fujifilm

VHSビデオと同じく、家に大量にあるフィルム写真。ネガフィルムと古いプリント写真のデータ化するべく、写真のスキャンに着手しました。プリントしてある写真はアルバムにのりでべったりと貼ってあったり、ネガフィルムと一緒に突っ込んであったりと、保存状態はあまりよくありません。変色も始まっています。

これらアナログのネガフィルムもやはりカビが生えたり劣化していきます。今回もいくつかカビを確認しました。やはり磁気テープやフィルムなどのアナログデータは、デジタル化を急ぐ必要があることを痛感しました。

実は10年前に一度、格安業者に頼んで10本(ごく一部です)ほどネガから直接デジタル化したことがあるのですが、解像度が低く、変な色合いでスキャンされており使い物になりませんでした。そのころは知識もなくてあまりよく調べずに安いところにお願いしてしまった私のミスです。

ビデオテープのダビングでやったように、写真のスキャンを自力でやる方法、業者さんに依頼する方法など、写真フィルムのデジタル化について比較検討しましたので、まとめてみます。今回はプリント済み写真ではなく、写真フィルムからのデジタル化です。

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自力で写真をデジタル化する方法

自分で古い写真をスキャンする場合、デジタル化したい写真の状態によって、購入する機器が変わります。具体的には、ネガ・ポジフィルム、プリント済みの写真の場合に分けられます。

ネガ・ポジフィルムをスキャンする場合

写真のネガからスキャンしてデジタル化するには、スキャナーとしてよく見るフラットベッドタイプのスキャナを使う方法と、フィルム専用のフィルムスキャナを利用する方法があります。ネガフィルムとポジフィルムはどちらも対応可能です。

フラットベッドスキャナであれば、プリント済みの写真もスキャンできますので、ネガ・ポジ・印刷写真すべてに対応できるものがいいなら、これで足ります。

フラットベッドタイプのスキャナの代表的なもの

ネガフィルムをスキャンするためのフィルムフォルダーが付属していますので、フォルダーにセットしてスキャンすれば、機種によりますが一度に12〜24コマの写真がスキャンできます。

GT-X980の方は非常に高性能な機種なので、銀塩フィルムにこだわりをお持ちの方でも満足できる品質に仕上がります。また、ほこり除去や色合いの補正も自動で行いますので、スキャンした後の補正作業がいらない、もしくは大幅に減ります。(安いスキャナで何も設定せずにスキャンしただけの写真は、のちの補正作業がほぼ必須です)

短所はやはり値段が高いことがまずあげられます。25,000円〜60,000円程度します。それから、高解像度(6400dpi以上)ということは取り込みにそれだけ時間がかかります。一度のスキャンで5〜6分かかると思ってください。

昔の写真は簡易なスナップ写真ばかりという方も多いと思います。その場合はこれほどの高解像度は必要ありません。画面で見るのも印刷するのも、思いっきり拡大しない限り、どうせ人間の目では違いはわかりません。

一般的な写真であるL版で印刷するのであれば、スキャン時は1200dpiで十分です。A4で拡大印刷する可能性があるなら2400dpi。A3やA2まで拡大するとしても4800dpi以上は必要ありません。データがやたら重くなるだけで、見た目の違いは判別できませんので。つまりプロユースでなければ読み取り時の解像度は2400〜4800dpiで十分ということになります。そういう意味では上のGT-X830でもオーバースペックになりますが、その他の機能や読み込み速度を考えると、これ以下の機種にはしない方がいいかと思います。

フィルム専用スキャナの代表的なもの

液晶画面がついていて、SDカードを差し込めば単体で使用できるスキャナと、パソコンに接続してモニタを見ながらスキャンするものがあります。液晶付きの方が少し高いです。これらのフィルム専用スキャナは、数千円からという価格が手ごろで操作も簡単というメリットがあります。

デメリットとしては、解像度は問題ありませんが、取り込み後の補正が必要になる場合が多いことでしょうか。スキャン時には露出補正が少しできる程度ですので、ホコリや汚れはそのままスキャンされます。

フィルム専用スキャナは、要はネガフィルムを1コマずつデジカメで撮影していくのと同じことです。専用のネガフィルムホルダーにネガをセットし、写真の範囲を狙ったとおり正確に決めます。あとはシャッターを押すとネガポジ反転とSDカードへの保存を瞬時に行うという仕組みです。

あとは1枚ずつ撮影していきますので、フィルムが数百本とかあると、正直やってられません。毎日やっても半年〜1年がかりの仕事になると思います。

一番下のナカバヤシのフォトレコは自動給紙がついているので、フィルムを自動で吸い込みながらスキャンできます。紙の写真にも対応しているので、細かな解像度などに目をつぶればこれ1台でいろいろできます。SDカードに保存するので、パソコン接続がいりません。さらにWi-Fiでスマホに転送できるのでかなり便利です。

35mmフィルム、APSフィルム、マウントフィルムなど

写真のフィルムには種類があります。一般的なフィルムは35mmフィルムと呼ばれるもので、写真屋さんで薄いシート(スリーブ)に包まれて返ってくるアレです。

他にAPSフィルムというものがあります。カートリッジの形状が完全な円形ではなく、フィルム幅も35mmより短いものです。さあこれから普及だ!というときにデジカメが台頭したため、すぐに廃れてしまったとよく説明されますが、大ヒットしたコンパクトカメラであるCanonのIXY(イクシー)がAPSフィルムでした。

apsfilm

自力でネガフィルムスキャンを行う場合、スキャナー付属のホルダーはAPSには対応していませんので注意。APSは35mmより幅が狭くホルダーにセットしても動いてしまいます。100均などでプラスチック板を買ってきて幅を狭くする工作をすることもできます。が、面倒です。ちなみに私はバッチリIXYを所有していて、メインでバリバリと写真を撮っていました・・・。

もうひとつのマウントフィルムは1コマずつ厚紙やプラスチックで保護してあるものです。スライド投影機で見るための枠がついているものですね。スキャン時には1枚ずつ並べないといけませんが、上にあげたフラットベッドスキャナならスキャン可能です。

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写真スキャン代行サービスに依頼する方法

自力でやる場合、自分が望む利用方法とそれに合わせた解像度を調べ、フィルムやプリント写真の状態を把握して、目的にあう機材を探して購入。さらにスキャン時の設定や、取り込み後の補正など、調査と作業に膨大な時間(フィルムが多ければ年単位)がかかります。これを楽しんでやれる方はそれでOKです。

そんなのやってられないからプロにまかせるという場合、写真フィルムのデジタル化サービスは、実はかなり安価で大量のスキャンをやってくれます。業者も数多く存在します。ただ、玉石混淆です。冒頭に私の体験談を書きましたが、ヘタに激安のところを選ぶと使えないデータになって返ってきます・・・。

ここでは、おすすめの富士フイルムの写真スキャン代行サービスのメリットをご説明します。なぜ富士フイルムなのかは後述します。

FUJIFILMフィルムスキャンサービス

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Photo by:フジフイルムモール

フジフイルムモールのフィルムスキャンサービスは、写真のフィルムを送れば1本ずつスキャンしてDVD化してくれるサービスです。料金はあがりますが、1コマずつスキャンする写真を指定する方法もあります。もちろん元のフィルムもそのまま返却されます。写真フィルムはネガ・ポジ・白黒、35mm・APSもOKです。

FUJIFILMMALL(フジフイルムモール)
写真フィルムのフィルムスキャンサービス

スキャンの解像度

300万画素か1000万画素から選べます。普通に使う分には300万画素で充分です。スマホのカメラでも1000万画素以上が当たり前みたいになっているなかで、300万画素?と思われるかもしれませんが、写真プリントの場合、L版に必要な画素数は80万画素です。2L版や6切サイズでもまったく問題ありません。A4サイズまで引き延ばしても何とかいけます。

さすがにA3以上に拡大する予定があるなら600万画素程度は欲しいですが、昔の写真をそんなにでっかく印刷することってまずないと思います。画素数が大きくなっても見た目に変化はないのに、データ量は当然大きくなり扱いづらくなりますので、結論としては300万画素というのは必要十分な数字ということになります。これぞ!という大事な写真だけ、別途1000万画素で1コマずつのスキャン依頼をかければいいと思います。

ちなみにパソコン画面で1000万画素以上で撮影した写真を見ている場合、よっぽど巨大なモニターじゃなければ、200万画素程度に縮小して表示されています。要は画素数というのは、画像の一部分を拡大して鮮明に見るというときに実力を発揮するもので、スナップ写真のように全景を見るためであれば、画素数はそんなにいらないのです。一般的な23.8インチのフルハイビジョンモニタの解像度は1920×1080です。このサイズであれば250万画素程度ということになります。27インチの2560×1440であっても400万画素もありません。スマホやタブレットで見る場合はさらに小さい。よって、あまり巨大な画素数はデータが重くなるだけでメリットはありません。

富士フイルムの高い補正技術

富士フイルムにはImage Intelligence™という独自の画像補正技術があり、自然な色合いに補正してくれます。さらにオペレーターが目視で補正もしてくれます。

そもそも今まで街で依頼していた写真の現像というのは、オペレーターが微妙な色合いについてある程度補正を加えています。写真屋さんによって仕上がりが違うなと感じるのはこのためです。富士フイルムはなんといっても写真フィルムの総元締めですから、オペレーターの腕は信頼していいと思います。

スキャンに使用している機材

富士フイルムでは、使用している機材も富士フイルム製のスキャナーです。SP3000というものですが、他社のサービスや街の写真屋さんも結局コレを使用しています。だったら機材のことを一番知り尽くしている本家でいいということです。

富士フイルム写真スキャンサービスの価格

写真スキャンサービスの価格は本数によってかわり、ネガフィルムの場合50本以上だと367円に固定されます。この価格は平均的なものよりちょい安くらいです。激安ではありませんが、高すぎることはありません。

1本当たりの価格が安いとうたっているサービス業者もあるのですが、別途基本料金が加算されたりして、本数によっては逆に高くなります。

フジフイルムモールの写真スキャンサービスも基本料金(1,080円)があるのですが、10本以上だと無料になります。さらに注文が5,000円以上だと送料も無料になるので、35ミリネガフィルムを依頼する場合で計算すると、12本以上の依頼からが1本当たり料金がグッと安くなります。これくらいの本数は、普段から写真を撮ってきた方ならお持ちだと思います。例として50本依頼すると18,350円(税込み)になります。高いととるか安いととるかは価値観次第ですが、いろいろな方法を調べたうえで私はこれは安いと思います。

フジフイルムモール フィルムスキャンサービスの価格
写真フィルムのフィルムスキャンサービス

支払い方法について

ここは私にはデメリットなんですが、代引きでの支払いとなります。写真スキャンサービスが完了して、原本が返却されたタイミングで支払うので安心という一面もありますが、私は発注時にクレジットカードで支払いの方がいいなあ。ちょっと改善してほしいところです。

フィルム写真文化の総本家といっていい富士フイルムが提供し、この価格であれば、技術や仕上がりの安心感も含めて今のところフジフィルムモールでの依頼が一番かなと思っています。

写真フィルムスキャン方法のまとめ

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写真フィルムスキャン方法としては、フィルムスキャンを買って自力で作業するか、フィルムスキャン代行サービスに依頼するかということになります。

上記に書いたとおり、膨大な作業時間が苦にならなければ自力でやった方が安くなります。ですが、自身の目的に合った最適なスキャナーの選定や購入と、レタッチ(画像補正)ソフトの扱いに自信がなければ、スキャン代行サービスに依頼してしまった方がいいと思います。私も張り切っていろいろスキャン方法を調べましたが、丸ごとサービス業者に投げてしまった方がコスパがいいです。なぜかというと、これは継続的に費用がかかることではなく、一度やってしまえば済む内容だからです。

フィルムやプリント写真はどんどん劣化していきますし、フィルムスキャン用のスキャナも生産終了が多くなっています。早めにデジタル化してしまいましょう。

FUJIFILMMALL(フジフイルムモール)
写真フィルムのフィルムスキャンサービス

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